005 訓練の様子
 

 

平刺

訓練は全日・全寮制、朝8時から夕方5時まで。一般住宅畳、寺社等の特殊畳、畳表を使った美術工芸品の製作を通して一流の技能を身に付ける。訓練では、実際にお客さんから仕事をもらっている。様々な事例を経験すると共に、お客さんとの接し方も学ぶ。

校内には美術館を建てており、歴代の生徒の作品を展示。多い日には100名以上の見学者が訪れる。学校の建つ高萩市の観光10選になっている畳工芸美術館、接客にあたるのは1年の訓練生。これも訓練の一環。接客の訓練になることはもちろん、展示作品について学ぶことで、畳の特徴や歴史も学ぶことができる。

この学校には他校にはない大きな特徴がある。それは「2年訓練生が1年訓練生を指導する」こと。ほとんどの技能は先輩から後輩へと直接伝えられる。2年生は1年生に指導するために、確実に技能を自分のものにする。人に教えることは自分が技能を身に付けていなければできないこと。そして、30年間、先輩から受け継がれるうちに毎年進化し、洗練された技能は本校の掛け替えのない財産の一つ。

指導員は毎日1人〜2人の体制で、2年生の指導、1年生への補充的指導を行う。生徒の数は一学年5名程度で、少人数徹底指導。

朝の実習場
朝の実習場

訓練をする生徒たち
訓練をする生徒たち

畳に接する態度は真剣そのもの
畳に接する態度は真剣そのもの

縁の返し縫
縁の返し縫

敷きこみ
敷きこみ

特殊畳作りを先輩に教わる一年生
特殊畳作りを先輩に教わる一年生

今後の予定について先生と相談するリーダー
今後の予定について
先生と相談するリーダー

 

 

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